南 雅代 (MINAMI Masayo)

 理学部化学科出身です。専門は地球化学、分析化学です。大学院の頃は、化学的堆積岩であるチャート中の希土類元素とCe・Nd同位体比に関する地球化学の研究を行っていました。PD以降は、加速器質量分析計を用いて、化石骨や湖底堆積物の14C年代測定、南極隕石の14C地上落下年代に関する研究を主に行っています。地球物質あるいは地球外物質を対象とし、加速器質量分析計や表面電離型質量分析計を用いた化学分析、地球化学に興味がある人は是非、一緒に研究しましょう。

【主な研究テーマ】

地球化学

  • Y-75097 グループ南極隕石のペアリング
     −地上落下14C年代からの考察−
  • 地球化学図に関する基礎研究
  • 化石骨から抽出したアミノ酸の14C年代とラセミ化反応
     −平均履歴温度の推定−
     化石骨
  • 琵琶湖湖底堆積物の化学的特徴
     −堆積物コアの化学組成の鉛直分布を調べることにより、最近200年間の湖の周辺環境変遷を探る−

分析化学

  • 化石骨試料に対する信頼度の高い14C年代、炭素・窒素安定同位体比測定の試み
     ★XAD-2 吸着樹脂を用いる方法
     ★XAD-2 吸着樹脂処理によるコラーゲンの炭素・窒素同位体分別
     ★化石骨の脱灰処理条件の検討
  • 隕石からの炭素抽出システムの開発
     −南極隕石の地上落下年代測定のために−
  • 84Sr高濃縮スパイクを用いたSrの定量/同位体比同時分析法の試み

考古学

  • 鎌倉由比ガ浜地域から出土した人骨の14C年代測定、食性解析
       出土した人骨

研究業績

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名古屋大学年代測定総合研究センター
〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町