--ホーム--
|
Signal 11問題に関連したCPUのバグCPUのバグというのはいろいろあるわけですが,Signal 11問題に関連したもの をいろいろまとめてみました. Signal 11問題のメインに戻るCyrix 486 CPU
Cyrix 5x86 CPUのバグBTB,LOOP,IORT,RSTKにはバグがあります(BIOS Writers Guide参照). LOOP,RSTKはパフォーマンスを向上させますが,ほぼ確実にシステムをクラッ シュさせます.BTBもパフォーマンスを向上させますが,システムを密かにクラッ シュさせます(発見しにくい).また,IORTはデフォールトの値ではなく,0にし てディレイタイムを0にしないとよくわからないうちにシステムをクラッシュ します.これらのオプションは,Signal 11問題の原因にもなりますが,ディ スククラッシュなども引き起こします.Cyrix 5x86 CPUのバグによりおかしな ことが起こった例は,カーネルデバッグの実 例(その1)にあります.Cyrix 5x86 CPUなら,write backキャッシュとDTEによってかなりのパフォー マンス向上が得られるので危険な機能を使用しない方が良いと思います. 誤解がないように付け加えておきますが,Cyrix 5x86 CPUは,486ピンアウト の中では私が一番気に入っているCPUです.バグバグな機能を使わないように すればなかなかのものだと思います.しかし,すでに現行商品ではないのが残 念です. Cyrix 6x86 CPUのバグバグといえるかどうかわかりませんが,初期のCyrix 6x86 CPUは,内部キャッ シュをwrite backモードにするとシステムが不安定になるという問題がありま す.これについて,Windows NTやFreeBSD-currentおよびRELENG_2_2ブランチ では,CPUのリビジョン番号が2.7未満の時はL1キャッシュをwrite throughモー ドに設定し直します.ただし,カーネルの再構築でwrite backモードにするこ とは可能です.未確認情報ですが,実はリビジョン2.5でCPUの設計が大きく変わっているが 2.7では変わっていないという情報があります.これが何を意味するかいまの ところわかりません. AMD K6 CPUのバグStepping Bのバグでシステムを不安定にするもの
|