宇宙地球環境研究所年代測定研究部について
名古屋大学宇宙地球環境研究所年代測定研究部は、旧年代測定総合研究センターを母体としています。宇宙地球環境研究所は、平成27(2015)年10月1日に旧太陽地球環境研究所と旧水循環研究センターが組織統合して創設された全国共同利用・共同研究拠点です。
年代測定研究部は、タンデトロン加速器質量分析計を用いる放射性炭素14C年代測定法により考古学・文化財科学関連資料の年代測定研究を推進する「タンデトロン年代測定研究グループ」とCHIME年代測定装置を用いるウラン・トリウム・鉛年代測定法により古い岩石試料の年代測定の開発研究を推進する「微小領域年代測定研究グループ」から構成されます。
タンデトロン年代測定研究グループ

- タンデトロン年代測定研究グループは、タンデトロン加速器質量分析計を用いて、さまざまな試料の微量炭素試料の年代測定を行っています。
- その対象は、地球科学試料や考古学的試料のほか、大気水圏科学など幅広い分野に及んでいます。
微小領域年代測定研究グループ

- CHIME年代測定法開発研究分野では、名古屋大学で独自に開発したCHIME法を用い、地球が誕生した約46億年前から約100万年前までの年代測定を行っています。
- また、電子プローブマイクロアナライザーによる微小領域分析に関する技術開発研究も行っています。
その他の研究活動
- CHIME法やタンデトロンを用いた年代測定法のほか、化石層序を用いた「地質層序年代」の研究や、従来の年代測定法の問題点の検証も行っています。
パンフレット及びビデオ
年代測定研究部を紹介するパンフレットのオンライン版を用意しています。